これは、このセクションの複数ページの印刷可能なビューです。 印刷するには、ここをクリックしてください.

このページの通常のビューに戻る.

Kubernetesの基本を学ぶ

Kubernetesの基本

このチュートリアルでは、Kubernetesクラスターオーケストレーションシステムの基本について学びます。各モジュールには、Kubernetesの主な機能と概念に関する背景情報と、インタラクティブなオンラインチュートリアルが含まれています。これらの対話型チュートリアルでは、簡単なクラスターとそのコンテナ化されたアプリケーションを自分で管理できます。

この対話型のチュートリアルでは、以下のことを学ぶことができます:

  • コンテナ化されたアプリケーションをクラスターにデプロイ
  • Deploymentのスケーリング
  • 新しいソフトウェアのバージョンでコンテナ化されたアプリケーションをアップデート
  • コンテナ化されたアプリケーションのデバッグ

このチュートリアルでは、Katacodaを使用して、Webブラウザ上の仮想ターミナルでMinikubeを実行します。Minikubeは、どこでも実行できるKubernetesの小規模なローカル環境です。ソフトウェアをインストールしたり、何かを設定したりする必要はありません。各対話型チュートリアルは、Webブラウザ自体の上で直接実行されます


Kubernetesはどんなことができるの?

モダンなWebサービスでは、ユーザはアプリケーションが24時間365日利用可能であることを期待しており、開発者はそれらのアプリケーションの新しいバージョンを1日に数回デプロイすることを期待しています。コンテナ化は、パッケージソフトウェアがこれらの目標を達成するのを助け、アプリケーションをダウンタイムなしで簡単かつ迅速にリリース、アップデートできるようにします。Kubernetesを使用すると、コンテナ化されたアプリケーションをいつでもどこでも好きなときに実行できるようになり、それらが機能するために必要なリソースとツールを見つけやすくなります。Kubernetesは、コンテナオーケストレーションにおけるGoogleのこれまでの経験と、コミュニティから得られた最善のアイデアを組み合わせて設計された、プロダクションレディなオープンソースプラットフォームです。

1 - クラスターの作成

1.1 - Minikubeを使ったクラスターの作成

目標

  • Kubernetesクラスターとは何かを学ぶ
  • Minikubeとは何かを学ぶ
  • Kubernetesクラスターを、オンラインのターミナルを使って動かす

Kubernetesクラスター

Kubernetesは、単一のユニットとして機能するように接続された、可用性の高いコンピューターのクラスターをまとめあげます。Kubernetesの抽象化により、コンテナ化されたアプリケーションを個々のマシンに特に結び付けることなくクラスターにデプロイできます。この新しいデプロイモデルを利用するには、アプリケーションを個々のホストから切り離す方法でアプリケーションをパッケージ化(つまり、コンテナ化)する必要があります。コンテナ化されたアプリケーションは、アプリケーションがホストに深く統合されたパッケージとして特定のマシンに直接インストールされていた従来のデプロイモデルよりも柔軟で、より迅速に利用可能です。Kubernetesはより効率的な方法で、クラスター全体のアプリケーションコンテナの配布とスケジューリングを自動化します。Kubernetesはオープンソースのプラットフォームであり、プロダクションレディです。

Kubernetesクラスターは以下の2種類のリソースで構成されています:

  • マスターがクラスターを管理する
  • ノードがアプリケーションを動かすワーカーとなる

まとめ:

  • Kubernetesクラスター
  • Minikube

Kubernetesは、コンピュータークラスター内およびコンピュータークラスター間でのアプリケーションコンテナの配置(スケジューリング)および実行を調整する、プロダクショングレードのオープンソースプラットフォームです。


クラスターダイアグラム


マスターはクラスターの管理を担当します。マスターは、アプリケーションのスケジューリング、望ましい状態の維持、アプリケーションのスケーリング、新しい更新のロールアウトなど、クラスター内のすべての動作をまとめあげます。

ノードは、Kubernetesクラスターのワーカーマシンとして機能するVMまたは物理マシンです。各ノードにはKubeletがあり、これはノードを管理し、Kubernetesマスターと通信するためのエージェントです。ノードにはDockerやrktなどのコンテナ操作を処理するためのツールもあるはずです。プロダクションのトラフィックを処理するKubernetesクラスターには、最低3つのノードが必要です。

マスターは実行中のアプリケーションをホストするために使用されるノードとクラスターを管理します。

Kubernetesにアプリケーションをデプロイするときは、マスターにアプリケーションコンテナを起動するように指示します。マスターはコンテナがクラスターのノードで実行されるようにスケジュールします。ノードは、マスターが公開しているKubernetes APIを使用してマスターと通信します。エンドユーザーは、Kubernetes APIを直接使用して対話することもできます。

Kubernetesクラスターは、物理マシンまたは仮想マシンのどちらにも配置できます。Kubernetes開発を始めるためにMinikubeを使うことができます。Minikubeは、ローカルマシン上にVMを作成し、1つのノードのみを含む単純なクラスターをデプロイする軽量なKubernetes実装です。Minikubeは、Linux、macOS、およびWindowsシステムで利用可能です。Minikube CLIは、起動、停止、ステータス、削除など、クラスターを操作するための基本的なブートストラップ操作を提供します。ただし、このチュートリアルでは、Minikubeがプリインストールされた状態で提供されているオンラインのターミナルを使用します。

Kubernetesが何であるかがわかったので、オンラインチュートリアルに行き、最初のクラスターを動かしましょう!


1.2 - 対話型チュートリアル - クラスターの作成

ターミナルを使うにはスクリーンが狭い場合は、PCまたはタブレットをお使いください

2 - アプリケーションのデプロイ

2.1 - kubectlを使ったDeploymentの作成

目標

  • アプリケーションのデプロイについて学ぶ
  • kubectlを使って、Kubernetes上にはじめてのアプリケーションをデプロイする

Kubernetes Deployments

実行中のKubernetesクラスターを入手すると、その上にコンテナ化アプリケーションをデプロイすることができます。そのためには、KubernetesのDeployment の設定を作成します。DeploymentはKubernetesにあなたのアプリケーションのインスタンスを作成し、更新する方法を指示します。Deploymentを作成すると、KubernetesマスターはDeployment内に含まれるアプリケーションインスタンスをクラスター内の個々のノードで実行するようにスケジュールします。

アプリケーションインスタンスが作成されると、Kubernetes Deploymentコントローラーは、それらのインスタンスを継続的に監視します。インスタンスをホストしているノードが停止、削除された場合、Deploymentコントローラーはそのインスタンスをクラスター内の別のノード上のインスタンスと置き換えます。これは、マシンの故障やメンテナンスに対処するためのセルフヒーリングの仕組みを提供しています。

オーケストレーションが入る前の世界では、インストールスクリプトを使用してアプリケーションを起動することはよくありましたが、マシン障害が発生した場合に復旧する事はできませんでした。アプリケーションのインスタンスを作成し、それらをノード間で実行し続けることで、Kubernetes Deploymentsはアプリケーションの管理に根本的に異なるアプローチを提供します。

まとめ:

  • Deployments
  • kubectl

Deploymentは、アプリケーションのインスタンスを作成および更新する責務があります。


Kubernetes上にはじめてのアプリケーションをデプロイする


Kubernetesのコマンドラインインターフェイスであるkubectlを使用して、Deploymentを作成、管理できます。kubectlはKubernetes APIを使用してクラスターと対話します。このモジュールでは、Kubernetesクラスターでアプリケーションを実行するDeploymentを作成するために必要な、最も一般的なkubectlコマンドについて学びます。

Deploymentを作成するときは、アプリケーションのコンテナイメージと実行するレプリカの数を指定する必要があります。Deploymentを更新することで、あとでその情報を変更できます。チュートリアルのモジュール56では、Deploymentをどのようにスケール、更新できるかについて説明します。

Kubernetesにデプロイするには、アプリケーションをサポートされているコンテナ形式のいずれかにパッケージ化する必要があります。

最初のDeploymentには、DockerコンテナにパッケージされたNode.jsアプリケーションを使用します。(まだNode.jsアプリケーションを作成してデプロイしていない場合、Hello Minikubeチュートリアルの通りにやってみましょう。)

Deploymentが何であるかがわかったので、オンラインチュートリアルに行き、最初のアプリケーションをデプロイしましょう!


2.2 - 対話型チュートリアル - アプリケーションのデプロイ

Podは、Kubernetesアプリケーションの基本的な実行単位です。各Podは、クラスターで実行されているワークロードの一部を表します。Podの詳細はこちらです


ターミナルを使うには、PCまたはタブレットをお使いください

3 - アプリケーションの探索

3.1 - Podとノードについて

目標

  • KubernetesのPodについて学ぶ
  • Kubernetesのノードについて学ぶ
  • デプロイされたアプリケーションのトラブルシューティング

Kubernetes Pod

モジュール2でDeploymentを作成したときに、KubernetesはアプリケーションインスタンスをホストするためのPodを作成しました。Podは、1つ以上のアプリケーションコンテナ(Dockerなど)のグループとそれらのコンテナの共有リソースを表すKubernetesの抽象概念です。 Podには以下のものが含まれます:

  • 共有ストレージ(ボリューム)
  • ネットワーキング(クラスターに固有のIPアドレス)
  • コンテナのイメージバージョンや使用するポートなどの、各コンテナをどう動かすかに関する情報

Podは、アプリケーション固有の「論理ホスト」をモデル化し、比較的密接に結合されたさまざまなアプリケーションコンテナを含むことができます。 たとえば、Podには、Node.jsアプリケーションを含むコンテナと、Node.js Webサーバによって公開されるデータを供給する別のコンテナの両方を含めることができます。Pod内のコンテナはIPアドレスとポートスペースを共有し、常に同じ場所に配置され、同じスケジュールに入れられ、同じノード上の共有コンテキストで実行されます。

Podは、Kubernetesプラットフォームの原子単位です。 Kubernetes上にDeploymentを作成すると、そのDeploymentはその中にコンテナを持つPodを作成します(コンテナを直接作成するのではなく)。 各Podは、スケジュールされているノードに関連付けられており、終了(再起動ポリシーに従って)または削除されるまでそこに残ります。 ノードに障害が発生した場合、同じPodがクラスター内の他の使用可能なノードにスケジュールされます。

まとめ:

  • Pod
  • ノード
  • kubectlの主要なコマンド

Podは1つ以上のアプリケーションコンテナ(Dockerなど)のグループであり、共有ストレージ(ボリューム)、IPアドレス、それらの実行方法に関する情報が含まれています。


Podの概要


ノード

Podは常にノード上で動作します。ノードはKubernetesではワーカーマシンであり、クラスターによって仮想、物理マシンのどちらであってもかまいません。各ノードはマスターによって管理されます。ノードは複数のPodを持つことができ、Kubernetesマスターはクラスター内のノード間でPodのスケジュールを自動的に処理します。マスターの自動スケジューリングは各ノードで利用可能なリソースを考慮に入れます。

すべてのKubernetesノードでは少なくとも以下のものが動作します。

  • Kubelet: Kubernetesマスターとノード間の通信を担当するプロセス。マシン上で実行されているPodとコンテナを管理します。
  • レジストリからコンテナイメージを取得し、コンテナを解凍し、アプリケーションを実行することを担当する、Dockerのようなコンテナランタイム。

コンテナ同士が密接に結合され、ディスクなどのリソースを共有する必要がある場合は、コンテナを1つのPodにまとめてスケジュールする必要があります。


ノードの概要


kubectlを使ったトラブルシューティング

モジュール2では、kubectlのコマンドラインインターフェースを使用しました。モジュール3でもこれを使用して、デプロイされたアプリケーションとその環境に関する情報を入手します。最も一般的な操作は、次のkubectlコマンドで実行できます。

  • kubectl get - リソースの一覧を表示
  • kubectl describe - 単一リソースに関する詳細情報を表示
  • kubectl logs - 単一Pod上の単一コンテナ内のログを表示
  • kubectl exec - 単一Pod上の単一コンテナ内でコマンドを実行

これらのコマンドを使用して、アプリケーションがいつデプロイされたか、それらの現在の状況、実行中の場所、および構成を確認することができます。

クラスターのコンポーネントとコマンドラインの詳細についてわかったので、次にデプロイしたアプリケーションを探索してみましょう。

ノードはKubernetesではワーカーマシンであり、クラスターに応じてVMまたは物理マシンになります。 複数のPodを1つのノードで実行できます。


3.2 - 対話型チュートリアル - デプロイしたアプリケーションの探索


ターミナルを使うには、PCまたはタブレットをお使いください

4 - アプリケーションの公開

4.1 - Serviceを使ったアプリケーションの公開

目標

  • KubernetesにおけるServiceについて理解する
  • ラベルとLabelSelectorオブジェクトがServiceにどう関係しているかを理解する
  • Serviceを使って、Kubernetesクラスターの外にアプリケーションを公開する

Kubernetes Serviceの概要

Kubernetes Podの寿命は永続的ではありません。実際、Podにはライフサイクルがあります。ワーカーのノードが停止すると、そのノードで実行されているPodも失われます。そうなると、ReplicaSetは、新しいPodを作成してアプリケーションを実行し続けるために、クラスターを動的に目的の状態に戻すことができます。別の例として、3つのレプリカを持つ画像処理バックエンドを考えます。それらのレプリカは交換可能です。フロントエンドシステムはバックエンドのレプリカを気にしたり、Podが失われて再作成されたとしても配慮すべきではありません。ただし、Kubernetesクラスター内の各Podは、同じノード上のPodであっても一意のIPアドレスを持っているため、アプリケーションが機能し続けるように、Pod間の変更を自動的に調整する方法が必要です。

KubernetesのServiceは、Podの論理セットと、それらにアクセスするためのポリシーを定義する抽象概念です。Serviceによって、依存Pod間の疎結合が可能になります。Serviceは、すべてのKubernetesオブジェクトのように、YAML(推奨)またはJSONを使って定義されます。Serviceが対象とするPodのセットは通常、LabelSelectorによって決定されます(なぜ仕様にセレクタを含めずにServiceが必要になるのかについては下記を参照してください)。

各Podには固有のIPアドレスがありますが、それらのIPは、Serviceなしではクラスターの外部に公開されません。Serviceによって、アプリケーションはトラフィックを受信できるようになります。ServiceSpecでtypeを指定することで、Serviceをさまざまな方法で公開することができます。

  • ClusterIP (既定値) - クラスター内の内部IPでServiceを公開します。この型では、Serviceはクラスター内からのみ到達可能になります。
  • NodePort - NATを使用して、クラスター内の選択された各ノードの同じポートにServiceを公開します。<NodeIP>:<NodePort>を使用してクラスターの外部からServiceにアクセスできるようにします。これはClusterIPのスーパーセットです。
  • LoadBalancer - 現在のクラウドに外部ロードバランサを作成し(サポートされている場合)、Serviceに固定の外部IPを割り当てます。これはNodePortのスーパーセットです。
  • ExternalName - 仕様のexternalNameで指定した名前のCNAMEレコードを返すことによって、任意の名前を使ってServiceを公開します。プロキシは使用されません。このタイプはv1.7以上のkube-dnsを必要とします。

さまざまな種類のServiceに関する詳細情報はUsing Source IP tutorialにあります。アプリケーションとServiceの接続も参照してください。

加えて、Serviceには、仕様にselectorを定義しないというユースケースがいくつかあります。selectorを指定せずに作成したServiceについて、対応するEndpointsオブジェクトは作成されません。これによって、ユーザーは手動でServiceを特定のエンドポイントにマッピングできます。セレクタがない可能性があるもう1つの可能性は、type:ExternalNameを厳密に使用していることです。

まとめ

  • Podを外部トラフィックに公開する
  • 複数のPod間でトラフィックを負荷分散する
  • ラベルを使う

Kubernetes Serviceは、Podの論理セットを定義し、それらのPodに対する外部トラフィックの公開、負荷分散、およびサービス検出を可能にする抽象化層です。


Serviceとラベル

Serviceは、一連のPodにトラフィックをルーティングします。Serviceは、アプリケーションに影響を与えることなく、KubernetesでPodが死んだり複製したりすることを可能にする抽象概念です。(アプリケーションのフロントエンドおよびバックエンドコンポーネントなどの)依存Pod間の検出とルーティングは、Kubernetes Serviceによって処理されます。

Serviceは、ラベルとセレクタを使用して一連のPodを照合します。これは、Kubernetes内のオブジェクトに対する論理操作を可能にするグループ化のプリミティブです。ラベルはオブジェクトに付けられたkey/valueのペアであり、さまざまな方法で使用できます。

  • 開発、テスト、および本番用のオブジェクトを指定する
  • バージョンタグを埋め込む
  • タグを使用してオブジェクトを分類する


ラベルは、作成時またはそれ以降にオブジェクトにアタッチでき、いつでも変更可能です。Serviceを使用してアプリケーションを公開し、いくつかのラベルを適用してみましょう。


4.2 - 対話型チュートリアル - アプリケーションの公開

ターミナルを使うには、PCまたはタブレットをお使いください

5 - アプリケーションのスケーリング

5.1 - アプリケーションの複数インスタンスを実行

目標

  • kubectlを使用してアプリケーションをスケールする

アプリケーションのスケーリング

前回のモジュールでは、Deploymentを作成し、それをService経由で公開しました。該当のDeploymentでは、アプリケーションを実行するためのPodを1つだけ作成しました。トラフィックが増加した場合、ユーザーの需要に対応するためにアプリケーションをスケールする必要があります。

スケーリングは、Deploymentのレプリカの数を変更することによって実現可能です。

まとめ

  • Deploymentのスケーリング

kubectl create deploymentコマンドの--replicasパラメーターを使用することで、最初から複数のインスタンスを含むDeploymentを作成できます。


スケーリングの概要


Deploymentをスケールアウトすると、新しいPodが作成され、使用可能なリソースを持つノードにスケジュールされます。スケールすると、Podの数が増えて新たな望ましい状態になります。KubernetesはPodのオートスケーリングもサポートしていますが、このチュートリアルでは範囲外です。スケーリングを0に設定することも可能で、指定された配置のすべてのPodを終了させます。

アプリケーションの複数インスタンスを実行するには、それらすべてにトラフィックを分散する方法が必要になります。Serviceには、公開されたDeploymentのすべてのPodにネットワークトラフィックを分散する統合ロードバランサがあります。Serviceは、エンドポイントを使用して実行中のPodを継続的に監視し、トラフィックが使用可能なPodにのみ送信されるようにします。

スケーリングは、Deploymentのレプリカの数を変更することによって実現可能です。


アプリケーションの複数のインスタンスを実行すると、ダウンタイムなしでローリングアップデートを実行できます。それについては、次のモジュールで学習します。それでは、オンラインのターミナルを使って、アプリケーションをデプロイしてみましょう。


5.2 - 対話型チュートリアル - アプリケーションのスケーリング

ターミナルを使うには、PCまたはタブレットをお使いください

6 - アプリケーションのアップデート

6.1 - ローリングアップデートの実行

目標

  • kubectlを使ってローリングアップデートを実行する

アプリケーションのアップデート

ユーザーはアプリケーションが常に利用可能であることを期待し、開発者はそれらの新しいバージョンを1日に数回デプロイすることが期待されます。Kubernetesでは、アプリケーションのアップデートをローリングアップデートで行います。ローリングアップデートでは、Podインスタンスを新しいインスタンスで段階的にアップデートすることで、ダウンタイムなしでDeploymentをアップデートできます。新しいPodは、利用可能なリソースを持つノードにスケジュールされます。

前回のモジュールでは、複数のインスタンスを実行するようにアプリケーションをデプロイしました。これは、アプリケーションの可用性に影響を与えずにアップデートを行うための要件です。デフォルトでは、アップデート中に使用できなくなる可能性があるPodの最大数と作成できる新しいPodの最大数は1です。どちらのオプションも、Podの数または全体数に対する割合(%)のいずれかに設定できます。Kubernetesでは、アップデートはバージョン管理されており、Deploymentにおけるアップデートは以前の(stable)バージョンに戻すことができます。

まとめ

  • アプリケーションのアップデート

ローリングアップデートでは、Podを新しいインスタンスで段階的にアップデートすることで、ダウンタイムなしDeploymentをアップデートできます。


ローリングアップデートの概要


アプリケーションのスケーリングと同様に、Deploymentがパブリックに公開されている場合、Serviceはアップデート中に利用可能なPodのみにトラフィックを負荷分散します。 利用可能なPodは、アプリケーションのユーザーが利用できるインスタンスです。

ローリングアップデートでは、次の操作が可能です。

  • コンテナイメージのアップデートを介した、ある環境から別の環境へのアプリケーションの昇格
  • 以前のバージョンへのロールバック
  • ダウンタイムなしでのアプリケーションのCI/CD

Deploymentがパブリックに公開されている場合、Serviceはアップデート中に利用可能なPodにのみトラフィックを負荷分散します。


次の対話型チュートリアルでは、アプリケーションを新しいバージョンにアップデートし、ロールバックも実行します。


6.2 - 対話型チュートリアル - アプリケーションのアップデート

ターミナルを使うには、PCまたはタブレットをお使いください